70歳以上・主婦・女性が家出：捜索願を出してからの長い長い3日間

主婦の家出状況（70歳以上・女性）

その日は母の介護審査のために、ケアマネージャーの方が訪問されてありました。

質問事項がいくつか用意されており一つ一つ進めている途中で、父がいろいろ日常生活のなかで困っていることを訴えている最中に

母がその場を立ちました。私たちはトイレだろうと思い特に気もとめてなかったのですが、時間がたっても戻ってこないので見に行くと裏の勝手口から

出ていった形跡がありました。

たぶん自分の事なのに皆が色々と自分の知らないとこで話している、というふうに母は捉えてしまいいたたまれなくなったのではないかと思います。

いろいろ探しましたが見つからなかったときは悪いことも頭によぎり、川などもさがしました。

捜索願いを出した時の警察の対応や家族の行動

夕方になり日が暮れる前に捜索願いをだそうと110番通報しました。110番は近くの交番に通じるらしいのですが、捜索願いはその交番では扱えないということで

その区の管轄である警察署のほうに届け出るよう言われました。

こちらとしては捜索願いなんて生まれて初めて出すわけですし、それを出すということは家族で努力したけれどもうどうしようもないというような切羽詰まった状況な

わけです。

なのに「ここではダメ」と言われ、母の名前や当日の服装などの特徴だけ聞かれてあとは「○○警察署に届け出てください」の対応には正直驚きました。

なぜ近くの交番では受付けてくれないのでしょう?家族としては1分1秒を争うほどの心境なのに、とても温度差のある対応のようで・・。

110番の警察官の方が言われた○○警察署は車で30分ほどかかる所ですが、土地勘があるわけではないし母の心配もあり平静に運転できませんでした。

その家出の捜索結果

母が通っていたデイサービスの方も介護審査に同席していたため、手分けしていろいろ探し回るしかありませんでした。

私たちが探している声を聞きつけ、ご近所のかたも協力してくれました。

結局敷地内のに置いてある物置の中から物音がしたので開けてみると、隅にしゃがんでいる母がいました。