高校生が家出：アルバイト先の友人の家（本人の家からはかなり遠い場所）

高校生の家出状況（10代・女性）

家出の理由としては、本人の両親と大ゲンカをしたというのが主な理由です。本人は高校を卒業したら就職してかつその当時の彼氏と結婚して生きようと考えていました。しかし、本人の両親は大学に進学しないなどあり得ないと思っていましたし、さらにまだ紹介もされてない彼氏と結婚することなんてご法度だと考えていました。そこで本人と両親で相当な喧嘩をして、ついに本人は家出をしました。本人はずっと家出をしようというのではなく、とりあえず家出という形を取って、自分の意志の強さを両親に見せようと考えていました。両親ははじめすぐに帰って来るだろうと考えていましたが、2日も帰って来ないと流石に心配になったのか警察に捜索願いを出しました。両親はかなり心配していて、喧嘩が原因でどこか悪い人について行って、犯罪に巻き込まれたりしていないだろうかと心配していました。

捜索願いを出した時の警察の対応や家族の行動

本人の両親は本人が家出をしてから3日目で警察に捜索願いを出しました。具体的には近くの警察署に行き、警察に本人が家出をした理由や経緯を話しました。警察の対応は慣れたものだったと聞いています。恐らく警察は家出による捜索願いは日常茶飯事かのように思っているからそのような対応をしているのだと思います。両親はその対応に安心したようです。警察は、「とりあえず手あたり次第本人の友人などを当たったり、携帯の電波から本人の位置情報を探してみます」と言い、その日はそれで終わりました。その後すぐに本人が家に帰って来たので、実際に警察が動いていたのかどうかは定かではないそうです。捜索願いを出してからの2日間は全く警察から連絡がなかったそうです。

その家出の捜索結果

本人の両親は捜索願いを出した後、兎に角本人の友人（両親が知っている範囲で）の家に電話をかけて、本人がいないかどうかを聞いていました。本人は学校にも来ていないらしく、友人たちも心配しているという情報だけしか手に入りませんでした。そのまま2日が経って、本人がふらりと家に帰って来ました。何の連絡もなくふらっと元気な姿で帰って来た本人を見て両親はとても驚いて思わず泣いたそうです。どこにいたのか何をしていたのか本人は詳しくは言いませんでしたが、アルバイト先の友人の家に泊まっていたそうです。本人が見つかったので、すぐさま警察に連絡をして、本人が見つかったことを言うと、警察は「そうですか、良かったですね」と言ってくれました。本人はアルバイト先の友人の家に泊まり、学校にはその間行かなかったようですが、アルバイトには普通に行っていたようです。学校のことも両親のことも全く考えずに、自分の人生について考え直したら、自分が如何に子どもであったかを思い知ったらしく、そのままのんきに家に帰ることを決めたそうです。